最新版GIS開発ツール「MapQuestDotNET」スタンダード版、プロフェッショナル版ともVer4.7を開発中です。 最新版では、測地成果2011の座標系へ対応させたほか、ラベル主題図の見やすさ向上や地図描画の高速化を図りました。
ラベル主題図の画面内自動配置
今までは、地図を拡大表示した時に、市区町村界や路線の一部が画面外に移動した場合、 市区町村名や線路の名称などのラベルが画面内に表示されなくなり、 地図の情報を把握しづらいという問題をかかえていました。
Ver.4.7ではラベルを画面範囲内に収まるように自動的に配置するプロパティを追加しました。 これにより、地図の拡大表示で一部のポリゴンが画面外に移動した場合でも、ラベルが常に画面内に表示され、常に情報を確認することが出来るようになります。 地図情報の把握が容易になり作業の効率化を図ることが出来ます。
これまで、市区町村界の一部が画面外にあった場合、市区町村名が表示されなくなっていました。
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Ver.4.7では、市区町村界の一部が画面の外にあっても、市区町村名が常に表示されます。
ハイライトレイヤ再描画の高速化
これまで、移動体表示や強調表示に使用するハイライトレイヤの再描画は単独で行わず、 背景地図も含めて再描画を行っていました。 Ver.4.7では背景地図の再描画を行わず、ハイライトレイヤのみを再描画する機能を追加しました。 これにより、地図の移動を伴わない地図上の情報更新の速度が向上しました。 バスなどの移動体の更新や、選択した建物の強調表示などの地図の再描画が80%も高速化され業務の効率化を図ることができます。
強調表示(赤い枠)させたい建物を選択した後、新バージョンでは強調表示のみ再描画される。
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地図を再描画せず、決まった時間置きにバスマークのみ再描画される。
測地成果2011」対応
東北地方太平洋沖地震によって発生した地殻変動を考慮した「測地成果2011」に対応しました。 本州東日本及び北陸4県において、より正確な地図の表示や座標の取得が可能となります。 それに合わせ、シェープ→MQX変換ツールも「測地成果2011」に対応しました。 国土数値情報の一部のデータなど、「測地成果2011」の座標値で提供されているshapefile形式のデータが利用できるようになります。
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